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第十二章 お風呂のお話 家を設計するに当たって考えたことのひとつにバリアフリーがあります。 カフェとしてだけでなくたぶん終の棲家になるであろうこの家、できるだけ長く住める家でありたいと思うのです。 これからどんどん年をとります。体力も衰えます。それでもできるだけ快適に生活できる家を作ることは重要です。 土地の形状と高い基礎で玄関ポーチの部分にはかなりの段差ができてしまいましたが家の中はできるだけ段差を なくすようにしました。お店側は土足で入るので段差なし。リビング側も5cm床を上げただけにしました。 各部屋の入り口も段差をなくし階段は1200mmの幅でゆったり、勾配もゆるめにしました。 本当は土地もあることだし平屋にすればよかったのですが費用を考えると割高になってしまうので一部2階建てとして プライベートはリビングと寝室という必要最小限の2室だけとなりました。これでも夫婦二人には十分な広さです。 話は変わりますが年を取ってから楽しみといえば寝ること、食うこと、そしてお風呂(温泉)があります。 最初の希望は大きなお風呂でおうちでゆったりお湯につかること。だったのですが夫婦二人暮らしであまり大きなお風呂は 冬は寒いでしょうし何よりも不経済です。 幸運なことにここ茅野市には市内に格安で入れる温泉が7箇所もあります。隣の原村にも温泉があります。 ![]() 家から車で10分も走れば4箇所も公営の温泉があるのです。土地を手に入れてから知ったことですが本当にラッキーでした。 ということでゆったり温まりたいときは温泉で疲れを癒し日々のお風呂はそれなりでOKということになりました。 浴槽は鋳物ホーロー洋風バス。洋風バスというとあの猫足のついた形のバスタブを想像しますが普通の埋め込み型です。 ただ普通の浴槽より浅く(お湯の深さ30cmぐらいでしょうか)その分長めで寝そべったようにして入ります。 ![]() 肩までどっぷり浸かることはできませんがそのときは先ほどの温泉にいいわけです。何よりお湯の量がが少なくてすみます。 また浴槽が浅いため洗い場との段差も低くまたぎやすいので体力が衰えてからの入浴も安心です。 ↑ここがお風呂場になります ↑バスタブと床の段差は20cmほど。 天井には冬場のことを考えて浴室乾燥機と暖房機能のある換気扇をつけました。浴槽や換気扇、シャワー水栓などは ネット通販やネットオークションを活用して格安で手に入れて施主支給したものです。 湯沸かし器は灯油式となります。こちらに来て灯油式の湯沸かし器ははじめて知ったのですがガスより効率がいいようで 浴槽が小さいせいもあり冬でも15分足らずでお湯張り完了。「お風呂が沸きました」と音声で知らせてくれます。 これらもネットで手に入れ施主支給したものです。湯沸かし器は冬お風呂が冷めやすいので追い焚き機能つきがお奨めですね。 灯油タンクは400Lもある大きなタイプですが暖房を灯油に頼らない我が家には少々大きすぎました。 第十三章 いよいよ引渡し 短い夏も終わろうとする8月末、作業は最終段階を迎え急ピッチで進みます。 ↑リビングには階段もつきました ↑御影石をくりぬいた洗面カウンター。むっちゃ重いです 下水が来ていない我が家では排水関係はトイレと一緒に個別に合併浄化槽で処理され敷地内に浸透させます。 茅野市の場合浄化槽設置に補助がでたので費用の面で助かりました。これでトイレが使える!生活できます! ↑これが合併浄化槽。でかい ↑いよいよ浄化槽の穴を掘ります。 ということでトイレとお風呂もできて水道と電気が使えるようになった8月末一応引渡しとなりました。 一応というのは大工さんの作業は終わったけれどここからは自分での作業が始まるのです。足場もそのままに引渡し。 来月からはこちらで生活しながらの作業です。土地を手に入れてからちょうど1年が過ぎようとしています。 ↑床も壁もまだですが室内も一応完成 ↑その頃私は分厚い見本帳相手に壁紙を検討中 第十四章 外壁の仕上げ・石を貼る 冬が来る前にやってしまわなくてはいけないこと。それは外壁のデコレーションです。 サイディングで仕上げた外壁に石を貼って壁を塗っていくのです。石といっても偽石をボンドで貼っていくだけです。 作業そのものは足場さえあれば単純な作業なので簡単にできると考えていたのですがこれが大間違いだったのですね〜。 9月はじめ壁や床の石材が京都から届きました。その量パレット3つ分、重量3tものとてつもない量。それを経費節約とかいって 手降ろししたもんだからそりゃ大変、汗だくへろへろになりました。手伝ってくれたトラックのドライバーさん本当に有難うございました。 ![]() ↑届いた石材の山。総重量約3t ↑箱の中はこんな感じで石が入っています さていよいよ石を貼っていくのですが形がランダムな石材を目地の通りを考えて壁にきっちり張っていくのは至難の業。 まず壁面と同じ寸法のブルーシートの上に仮置きして石の形や大きさ、方向などを「あーでもない」とかいいながら検討すること数時間。 実際貼る時間よりこの貼る前の体裁よく収めるための石選びに時間がかかりました。なかなか思うように収まらずやり直しの連続。 これでOKと思っても実際貼っていくと2cm長いだの短いだのやり直しの連続。特に窓がある壁面にきっちりと石を収めるのには苦労しました。 ↑壁に石を張っていくわけですが・・・ ↑床の上で取り合いを検討中 正面左のリビング側から玄関周りそしてお店側の壁へと張っていきます。 ボンドは専用のエポキシボンド。2種類を混合して石の裏に塗り壁面へ「ペタッ」と貼るだけ。あと石がずり落ちないようクサビで目地の 隙間を調整し固定します。大体半日で硬化し翌日にはクサビをはずしてもガッシリ張り付いています。 その後、石の隙間に目地セメントで目地詰めして完成です。目地詰めをしないと冬に石の間に入った水分が凍結して石が割れる恐れがあるので 目地詰めはしっかりした方がよいでしょう。 ↑やっとリビング側が張れました ↑これが石を張るボンド。10kg×6缶使いました ↑木の端材でこんなクサビを作ります ↑石がずれないようクサビで固定 ↑どんどん張っていきます ↑あと少しですね ↑最後の石を張り終えました ↑目地をへらで入れていきます 結局、1ヶ月ぐらいで張り終えると思っていた作業が終わったのはもうすぐ冬になろうかという11月に入ってからでした。 |
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